星が溢れる
星は溢れた
わたしを越えて
重ねた瞬間
溶け出したのか滲んだのか
和らいだのか、風化したのか。
兎に角溢れた
わたしを埋め尽くした
冬の新しい風
記憶にない春
夏の雨、奇跡のように綺麗だった夕方、
ピンクの空にかかったあなたへの虹
記憶にない秋
冬に溶け出した緑の夕方
地平線のオレンジ
記憶にない冬
世界を綺麗にした雪のカオリ
星は溢れた
あなたを連れてきた
星は溢れた
私はもうすぐあける冬眠の先で
わたしは何を記憶し
わたしは何を選び
わたしはこの星をどう空へ還すのだろう
3/15/2026, 6:11:42 PM