一年後
将来の夢が無くなった…
交通事故に合った。足が動く事はもう無いと言われた。
兄がやっていた陸上その試合を始めて見たとき私もああなりたいあんなふうに走ってみたい始めて見えたやりたい事。家族は言う陸上を続けなくてもいい、他にも出来ることがあるよと励ましてくれているのは誰が見てもわかる。でも、私はどうしても立ち直れなかった。
私の将来が見えなくなっていた。
少しして学校に行けるようになった。足は不自由で大変だができないことは友達にみんなに助けてもらえた。
恵まれた環境が私を更に苦しめる。
もう、死にた…ポロロン
ピアノの音が聞こえてきた。私は音のなる方へ近づいていった。勢いよく扉を開けた。そこには一人の男の子がいた。「君がピアノ弾いてたの?」「…はい」分かりきった事を聞いたので男の子は少し困惑しながら返事をした。少しの沈黙が続いた「…少し弾いてみますか?」彼がそう言った。私はピアノの前に来た。ポロンピアノを始めて弾いた。一音一音ゆっくりと鳴らしていく。ただ音を鳴らしているだけそれなのに私は見えなかったはずの一年後がうっすらと見えてきていた。
5/9/2023, 9:33:22 AM