透明に透き通った水はただその美しさだけで輝く。
何色でもない、だからこそどんな色にもなれてしまう。
オレンジ、赤、紫。
そうやって色を足せば足すほど暗く濁った色に。
墨を一滴でもたらしてしまえば終わりね。
二度と元には戻れない、もうどんな色にも染まれない。
愛って、そういうものでしょ。
同じ水なら綺麗なまま、どんな未来も夢見ることができる。
でもそう、墨の誘惑に負けたら落ちるは永遠の闇。
何度でも自分を変化させ、
何色になることもできる自由な愛。
それともただその一色だけを深く望み、
何色になることも許されない縛られた愛。
どちらも運命的な出会いの中で生まれた愛情の形。
透明な輝きか漆黒の美しさ、あなたはどちらを選ぶ?
___透明
3/13/2025, 4:36:55 PM