『子供のように』
「早く寝なさい」
夜いつまでも起きていると、母からそう声が掛かった。まだ起きていたいのに‥と思いつつ布団に潜り込むと直ぐに眠りについて、気が付けば朝になっている。瞬きを一回するだけで、夜から朝になっているので、小さい私は本当は毎日寝てないんじゃないかと本気で思っていた。
夢を見る暇も無く、ぐっすりと寝ていた頃があったなんて今は想像も出来ない。毎日、睡眠時間を削りながらの忙しい生活に、最近は特にお疲れモードだ。
もしも子供のように振る舞えるなら、身体が欲するままに眠りたい。そしてもう一度、瞬きだけの睡眠を体感してみたい。
10/14/2024, 8:43:25 AM