木弓るん

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君と最後に会った日

何の変哲もない日常だった
いつも通り「おはよう」って言って
向かい合ってトーストを頬張って
一緒に「いってきます」をして
正反対の位置にある職場に向かったんだ

こんなことになるなんて
僕も、きっと君も、知らなかった

見上げた空は、満天の星空
同じ空の下に
君はいるのかもしれないし
もう、いないのかもしれない

だけど希望は捨てたくないんだ
もう一度君に会いたい、抱きしめたい
忘れたくない

だから

君と最後に会ったあの朝を何度でも思い出す

6/26/2023, 10:28:58 AM