短編小説 しらたま

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あなたは誰

けたたましく鳴り響くアラームが僕の目を覚ます。夢うつつの世界は少しずつ現実へと引き戻される。1階に降りて朝ごはんを食べる。いつも通りの支度をしていつも通り登校。いつも通りだるい授業を受けて、いつも通りの弁当。残りの授業を消化して、ただただ家に帰る。そんなもんだ。
僕の意識はどこにあるんだろう?
いつもそうだ。体は僕のものでも少し離れたところから僕を見ているような。そんな感覚だ。

結局僕は誰なんだろう?

2/19/2025, 11:24:07 PM