【夢を見てたい】
私はアイドルになりたかった。
歌って踊れて、あんなにたくさん動いたら疲れるに決まってる。
それでもテレビ越しで見た彼女たちは笑顔を絶やすことはなかった。
幼い私にはキラキラしていて憧れの対象だった。
しかし今の私はどうだ。
冴えもしない仕事に就き、ただ与えられた仕事をこなす。
理不尽に上司に怒られ行きたくもない飲み会に強制参加。
ちっともアイドルとは関係ない、むしろ一番遠い存在になっているじゃないか。
過去の私が見たらどう思うだろうか。
そんな私だがちょっとした特技を持っている。
それは自分の好きな夢を見ることができる。
空を飛ぶことも、海外に旅行することもできる。
ましてやアイドルにだって成れる。
夢の中では私はアイドル。
歌って踊って、皆に幸せを届ける。
私が笑うたびに歓声が上がる。
ああ、これが私の仕事、本当の仕事なんだ。
そう思っていたら突然けたたましい目覚まし時計の音と共に目が覚める。
毎回、良いタイミングで目が覚めてしまうのが悔しい。
日々のストレスを解放できるのが夢の中しかないのだ。
過度なストレスは人に悪影響を及ぼす。
そう考えたら夢を見るくらいは自由でしょう?
1/13/2026, 10:35:25 AM