Open App

#雨に佇む(⚠️🚨最後に⏬🙇‍♀️💦⚠️)  
      1番下のところ一瞬見てくださる
      と嬉しいです🙏🙏🙏🙇‍♀️😭
小5の時だ。
雨の中、私は母の迎えを待っていた。
雨はどんどん強さを増していき、傘をさして待っていても否応なしに私のひたいや頬やかばんに降り注いでくる。
ついてないなぁ。
そう呟いてみたら、それに反応したかのように、母の車が丘の上の方から見えてきた。
何十分も待たされて、イライラしていた私は、乱暴に階段を駆け降りていった。
早くこの雨の中から逃れたい。
急ぎ足でもうあと5段まで差し掛かったころ、私は雨に濡れて水たまりのようになっていた下から3段目で、つるんっと滑って、
そしてそのまま一直線にずるっと落ちた。ズボンは泥まみれになり、足はひどく挫いて、立ち上がるのもままならない。
どうしよう、すごく痛い。
その時、さっきまで反対側の階段で、雨に濡れるのも気にせずにじっと佇んでいたあなたがこっちを見た。
恥ずかしい、転んでいるところを見られるなんて。
私は真っ赤になってしまい、でも緊張と早く立ち上がらなければという焦りでうまく立ち上がれなかった。
「大丈夫?」
「けがはない?」
あなたはすごく優しくて、ありがとうと言うことさえ忘れて、私はあなたに身を委ねた。
両手を出して引き上げてもらって、立ち上がり、泥を払った。
まだ恥ずかしくて、私はあなたの方をうまく見れなかったけれどすごく好きだ、ずっとこうしてたいなぁとぼんやり思った。
「傘ないけど大丈夫?」
うん、とうなずくあなたが、雨に濡れるあなたがかっこよすぎてずっとこうしていたい、とさえ思ってしまった。
でもそんな思いとは裏腹に母の車はすぐにここまで来てしまった。
「じゃあ、またね。」
あなたはまた、ついさっきのように向こう側の階段に歩いていき、雨の中にまた佇んでいた。
さっきのことなどまるでなかったように。
その姿をまじまじと見ていたかったけど、私は水色の車の中からそっとあなたの方を見やるぐらいしかできなかった。
あの日は真っ暗で、少し寒くて、雨が激しくて、あなたは雨の中、濡れながら弟を待っていた。
一緒に帰るために。
どこまでも優しいお兄ちゃんで、私はあなたの弟になれたら、妹になれたらどんなによかっただろうと考えてしまった。

あの時私はあなたに恋をしていた。
もう、好きという感情は薄れてしまって、あの時のような熱い気持ちになることはないけれど、そんな些細なことも、大切な思い出。

恋すると、好きな人がかっこいいフィルターかかって見えるらしい。
だからかなぁ。
でも、今でもどれだけ友達があなたのことをかっこよくないと言っても、私には世界で2番目くらいにかっこよく見えてしまうんだ。

         #THE END#

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
追記
ちなみに、気になったので全ての
#私の日記帳
の投稿を数えてみたらだいたい260以上はありました!
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
⚠️最後に⚠️
明日も同様のことを投稿します!
少しの間だったけど、今までありがとうございましたー‼️みんなの投稿をいっつも楽しく見てました!
実はいろいろなことがリアルであって、今すごく急に忙しくなったり、いろいろあって一度アカウントを消します。😢でも、ほんの少ししたら戻ってくる予定です💪(1ヶ月くらいで出戻りしたい笑)その時、過去の投稿も、スクショ保存しているため、一気に投稿します!最初の名前は澪2とかにします笑!
アカウント消したくないー!だって今までの♡とか消えちゃう😭😭😭面倒なこと全部終わらせて、出戻りできるようにしたい!!(スマホ一瞬使えなくなっちゃうし、今は悲しすぎて何も言えない、、)
♡いっぱいありがとうございましたー!!
♡押せなくなるのも悲しい🥹 

8/27/2023, 11:09:08 AM