伝えたい
2026年2月13日金曜日
もし今程なく、自分の命を絶たねばならぬとした時の、心残りを考えた。年の若さを肝要とは思わないから、やり損ねたことばかりが思い連なる。
買い置いてからまだ新品の消しゴムたち、3年前に貰っておいて未だに埋まらない日記帳。利用しきれていない物は、やはり勿体なく思われる。
伝えていない思いというのも、たくさんある。家族親類や大好きな友達へ、多量の感謝が並ぶ中、引っ掛かるのは、出来ていない謝罪だ。
あの男に、背を蹴ったことを謝らなければならない。名前で呼ばれるのが屈辱だからよせと、あれは出任せだったと伝えなければならない。何言うことなく部活を抜けて、廊下ですれ違っても目を合わせなかったこと、詫びねばならない。
話し掛けるには時機が掴めないからと、手紙を書こうとしたことがあった。十行書いたところでそれを失くした。だから何か、書き直して、奴の肩を叩けばそれで良い。それを知って尚筆を取らないのは、私に勇が無いからだ。伝えてせめて、自分の否を認めるくらいはしたいというのは、本音なのに。
明日死ぬとなれば、まともに贖罪が出来るのだろうか。
2/13/2026, 7:34:31 AM