杏仁

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あの夜君は泣いていた。
星空のきれいな夜だった。

全てに絶望し、悔しくて、苦しくて、辛くて、死にたくてたまらない涙だったかもしれない。

君のその泣き顔はとても可哀想で、そしてなぜだかとても美しかった。僕はただ、見つめていた。

君の眼からまた星が溢れた。
僕はただ、見つめることしかできなかった。

3/17/2024, 3:10:16 AM