私は行事で乗るバスが好きで、特に帰りのバスがたまらなく好きだった。日が落ち始めた景色は行きの景色と変わってないにも関わらず全く別の美しさを放っている非日常の雰囲気が好きだった。みんな疲れきって寝てしまっているのに自分だけ起きていることに何故かちょっとした優越感を感じて。思い出は美化されると言うけれど、美化する前の状態を思いだす術は無い。思い出すぐらいなら美化された思い出にただ浸っていたい。No.3【懐かしく思うこと】
10/31/2024, 8:38:35 AM