菜な子

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真実の愛のキスで、
愛の力で蘇る。
愛があなたと私を結びつけた。
そんな童話のようになると、
私は信じている節があった。

いくら冷たい唇に唇を落としたところで彼が目を開ける素振りは一切見えないし、
どれだけ強く強く根を張った愛を紡いでいたとしても
彼の胸に空いた穴は塞がる気配もない。

神様は、
私がどれだけ彼のことを愛していたのか、
彼がどれだけ私のことを愛していたのか
よく見ていなかったみたいだ。













「愛があれば何でもできる?」

5/16/2023, 1:13:36 PM