「真昼っていつも笑ってるよね」
真昼の親友という肩書きを持つ私がいつも思う事。
「え〜そうかな」
そう言ってる顔も笑ってる。
「あ!高橋くんだー」
彼女の視線の先を見てみると、彼女と性格が真反対の高橋桜夜がいた。
彼は真昼と私の視線に気づき、怪訝そうな顔でなぜか私の方を見てきた。
私じゃなくて真昼を見てあげてよ。
目線でそう促すと、真昼は満面の笑みで「おはよう!」と言った。
「…おはよう」
彼は真昼とは反対に朝の眠そうな顔で言う。
「あ、石井さん、昨日図書室に付箋置いてってたよ」
「え」
まさか私が使ってる付箋だと分かって持ってきてくれるとは思わなかった。
「あ、本当に私のじゃん。ありがと」
「ねーなんの話ー?私も混ぜてー」
太陽のように明るくて周りを照らしてくれる真昼と、月のように静かでゆっくりとみんなを観察している高橋くん。
2人はお互いを引き立てる唯一無二の存在なのかも。
『太陽のような』#高橋くんシリーズ
2/23/2026, 3:55:47 AM