賑やかな町から少し離れた丘の上に、色とりどりのレンガで出来た、小さな物置小屋があった。 そこへ、茶色のベレー帽を被った男の子が焦った様子で駆け込んできた。少年は10分ほど小屋をあさり、一通の手紙を見つける。 そそくさと手紙を開けていた少年の顔も、読み終わる頃には満面の笑みになっていた。読み終わるやいなや、その少年は手紙を握りしめ町の方へ駆けていった。 「隠された手紙」
2/2/2025, 2:45:30 PM