霧夜

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どんなに壮大な旅路でも、

乗り越えることが出来る、最終地点まで辿り着ける。

...貴方達と一緒なら、そう思えてしまったの。

---二作目---

苦楽を共にした人。
あいつは俺の事を「相棒」と言い、よく慕ってくれた。
それは凄く嬉しかった。

最初は猫のように警戒心の高かったアイツが
今では寧ろ、犬のように後ろを着いてまわったり、
懐いてくれていたりするのだから、嬉しいに決まっている。

...だからこそ、だからこそ。
仲間としての意識より、別の想いを抱いてしまった俺は、
あいつの相棒を名乗れないと、強く思ってしまうのだ。




#仲間
145作目

12/10/2023, 11:05:31 AM