どうして、僕も行ってはならないんだ?
『貴方がこちらへ来るのはまだ早いわ』
彼女にそう問い掛けたら返ってきた答えだ
何故だい?理由をおくれよ…。
君が居ないと僕は、僕は…
『、大丈夫。
私が、ても、、から、だから―――』
其処で僕は目が覚めた。
何だ、夢か…。
目が覚めた僕の頬には一筋の涙が伝っていた
なんだよ、だから、何だ?
けれど、二度寝したからといって
夢の続きが見れる訳でも無い。
仕方が無い、諦めよう。
―――
夜が来た。
また、同じ夢を見られるかな、
おやすみ
――――――
『あら、今日も来たの?』
あぁ、君に会いたくて。
『ふふ、全く変わらないのね』
彼女は何時ものように笑った。
なぁ、昨日の何て言っていたんだい?
僕は勇気を出して聞いた
『昨日…?
あぁ、私が居なくても貴方の周りには
貴方を支えてくれる人は沢山居るわ。大丈夫よ。
だから、だから、そんな泣きそうな顔しないで?』
優しく微笑みながら触れた彼女の手は温度は感じなかったが何処か温かさを感じた。
嫌だ、嫌だ、僕は君じゃないと駄目なんだ…!
他の奴らじゃ、……
幾らそう彼女に言ったとしても彼女は
何時もの様に優しい微笑みを浮かべるだけだった。
―――
もう朝か、。
目が覚めた僕の頬には
昨日と同じく一筋の涙が零れていた。
零れた涙を拭い今日も彼女におはようの挨拶をする。
返事は返って来ない。
どうして彼女を殺したのだろう。
けれどコレで僕だけを見てくれる、
僕だけを愛してくれる。
一生僕の隣に居てくれる。
これからもよろしくね僕の愛しい愛しい彼女。
……どうしてだろう。僕だけを見てくれる様になって、
幸せな筈なのに、
どうして寂しいんだろうか…?
題名 どうして
1/14/2024, 11:29:29 AM