"輝き"一番初めの記憶は、ゆらゆら揺れる音の波。透き通る青に満たされた空間は、とても美しく。新たな一音が刻まれる度に、きらきらと、何もかもが輝いて見えた。ゆったりと沈むように。時には軽く弾むように。柔らかな音で紡がれる歌によって、見える世界全てにあらゆる色が溢れ返っていた。朧げな記憶の中で、その音色だけが鮮明に焼き付いている。
2/17/2025, 2:59:41 PM