藁と自戒

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私の青春と言えば、あいみょんの「麦わらの帽子の君がー」っていうフレーズが鳴り響いていた。うん、マリーゴールドって歌の歌詞なんだけど。君を花に例えた素敵な歌だなって思った。多分、夏の歌なんだと思う。麦わら帽子といえば夏だし。とはいえ、夏に麦わら帽子を被る人なんてそう居ない。素敵な君に麦わら帽子を被せても、唾の広い帽子でも、ニット帽でもきっと素敵なんだろうなって思う。でも、夏!って感じるのはやっぱり麦わら帽子だなって思う。もうほぼ誰も被っちゃいないのに。
失ったもの。あの日の夜の蛍とか、みんなで集まった放課後とか、家の裏の駄菓子屋とか。想像するだけで、あの頃、あの季節を思い出させる。でも、もう今は無い。私はあの頃の蛍を、放課後を、駄菓子屋を知っている。だから思い出すことが出来る。きっと、麦わら帽子=夏もいつかの記憶なんだろう。たぶん、保育園かな。でも、将来のみんなが麦わら帽子って言葉を聞いても夏を想像できなくなるのはちょっと悲しいな。ブランコって春の季語だったっけ。

#麦わら帽子

8/11/2023, 6:41:43 PM