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朱い硝子玉に火を灯したような瞳をこちらに向けて、盗賊Vは口を開いた。
「どうだ、お前は何か面白い話はないのか」
ただ、そこにあるかどうかもわからない「面白い話」に興味を抱く彼女の瞳はどこまでも無駄と汚れを取り除いたかのようだった。

7/30/2023, 10:06:24 AM