逃げられない呪縛
”出来損ない”、”なんにも出来ない”、”なにやっても無駄”、”無能”、”役立ず”
この言葉のせいで、どれだけ苦しんだことか。
この言葉で、どれだけ泣いたことか。
” 努力しても無駄 ” 。
そう思わせたのは、この言葉のせいだろうか。
親に1度、いいや。
覚えていないだけで何回も言われた。
”役立ず”と。
きっとこれは、濮がなにしても何やっても、親の望んだ結果や、行動ができないせいでストレスが溜まったことが原因なのかもしれない。
しかし、この言葉のせいでどれだけ傷ついたのか、親はわかっていない。
そう、全ては親の責任である。
濮にこう思わせたのも、全部、全部……
_____________いいや、違うな。
親が言ったのは”役に立てない”と言っただけで
”無能”だとか、”なにやっても無駄”だとかは
親の言葉を自分が勝手に”役立ず”と解釈して、
自分自身で勝手に傷ついているだけなのかもしれない。
”役立ず”という言葉から、自分を呪縛する言葉へと木の根っこのようにして、どんどん大きくなっていったのかもしれない……
結局、自分で自分を呪縛して、勝手に苦しんでいるだけだったのだ。
自分で自分を呪ったくせに、今更逃げたいなんて
馬鹿馬鹿しいね 、
5/24/2023, 7:29:06 AM