冷たい視線が風となって私を包む。
私が何をしたと言うのか。貴方たちの不利益になるようなことをしたのだろうか。私はただ生きて、ここに存在しているだけ。それは何か悪いことか。
その嘲笑、聞こえないとでも思っているのか。
その悪口、自分に返ってくるのを知らないのか。
日に日に強くなっていく風、上がらない体温。いつか私は凍傷で死ぬのではないだろうか。自分では大丈夫だと思っていても、確実に風は私を弱めていくだろう。だが、冷たい嵐が来ようとも、私は生き抜く自信がある。好きなアーティストの活動記念集が10月に届くのだ。だからそれまでは、それまでは必ず……。
#嵐が来ようとも
7/29/2024, 12:44:39 PM