冒険の最小の単位とは、瞬きではなかろうか。
驚き、緊張、悲しみ、喜びなんかも、あらわせてしまうと勝手に思っている。
目を閉じて、開く。
野生動物、特に草食動物では致命的なまでの隙を持って、次に目に入る光景を新鮮に取り入れられることは,自分にとって冒険なのかもしれない。
怖くなったら目を瞑る。
眠くなったら瞼を落とす。
場面の切り替えにも等しいそれは、
次のシーンの好転を、
明日への希望や絶望を、それぞれ希うもの。
次に目を開けたら、
やっぱり新鮮ないつもどおりの朝が来るのだろう。
7/10/2025, 3:28:08 PM