「ごめんなさい」
小さい頃からお姉ちゃんは「いい子だね、」って言われてニッコリしてる。
わたしもいい子になったら優しい撫でてくれるのかな、殴られることも無くなるのかな、
そんな希望を胸にだいて、今日も自分を演じる。
いい子になるために無理やり口角を上げ、勉強をする。
わたしがお姉ちゃんくらい いい子だったらお母さん達も、わたしに構ってくれるのかな。
なんて思って頑張っていた昔のわたし。
でもなんか、どうでもよくなってきた。
わたしが何をしても見てくれないし、目も合わせてくれない。
毎日、毎日殴られて、
毎日、毎日お姉ちゃんに、笑われる。
もう耐えれないんだよ、
「殺してごめんなさい、来世は愛してね。
わたしも一度でいいから撫でて欲しかった。」
なんて願わない夢を呟きながら、血だらけのお母さん達の横で 縄に首を通す。
6/2/2024, 2:06:32 PM