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 君と出会ったのは高一の春、入学式だった。君の席は僕の一つ前。出席番号が近かったのを覚えている。
 君が後ろを向いて僕にプリントを渡してくれたとき、すぐにわかった。僕は君に恋をした。胸の高鳴りが治らなかった。君の笑顔が眩しくて、僕は全然、君と目を合わせられなかった。

 君と出会ったのは高一の春、入学式だった。君の席は私の一つ後ろ。出席番号が近かったのを覚えている。
 君にプリントを渡すために私が後ろを向くと、君はいつも目を泳がせていた。初めは嫌われてるのかなって思ったけれど、それから一年間過ごして、君はとても優しい人なんだってわかった。その時から、私は君を見るたび胸が高鳴る。

 そして今、君は隣に立っている。真っ白な衣を見に纏い、少し緊張した面持ちで。

 胸の高鳴りが激しくなっている。

3/20/2023, 12:35:12 AM