ミツ

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「どうしてこうなったんだ!?」

ある日、宇宙人が来た。

最初は優しく、礼儀正しい宇宙人たちだった。

だが、人類は相手が下手に出たのを見てこき使い始めたのだ。

怒った宇宙人達は人類を消し去って、今では地球の王となっている。

俺はそんな人間の生き残りだ。

運良く今まで寝ていたため、よくわからないが生き残ってしまったのだ。

経緯を知ったのは、隣に本があったから。

親切に誰かが書き残しておいてくれたのだろう。

そして俺は宇宙人に仕返しをすることにした。

まずはレベルを上げよう。

『レベルを上げよう!外に出てね』

突然の機械音。

ビビりつつもドアを開けた。

外に待っていたのは荒れ果てた景色。

そして宇宙人だった。

『騙されたね』

笑いを含んだ声が聞こえる。

「あくー※訳(人間だー)」

「あちゅちゅー※訳(捕まえろー)」

GAME OVER

「はぁ??!」

俺はコントローラーを床に投げつけた。

「ふざけんなよ!どんなクソゲーだよ!!好評だったからやったのに!!!ん?大体何でやったんだっけ?」

天国
「う、やっぱり。神様になんと説明すれば…」

「ね!天使ちゃん!どうだった?」

「神様…それが…」かくかくしかじか

「そっか、残念だな〜。あ、ちょっと用事思い出した!すぐやってくるね」

「なにをしに?」

「…このゲームをわざわざ人間に届けた理由ってなんだったっけ?」

「?人間に神の偉大さをわからせるためでは」

「そう、それを今からやってくるんだよ」

地球
「は〜、最悪だ。時間無駄にした」

「人間くん」

「あ?人間?何でわざわざそんな言い方」

「僕は神様だけど君みたいな人間の顔と名前なんていちいち把握してないんだよ」

「眩しっ、その光どうにかしろ!」

「ごめんごめん、でも、そんなに眩しく感じるなんて心が汚れ過ぎているんじゃないの?」

「関係ないだろ!!眩しいんだよ!!!」

「じゃ、手短に要件を伝えるよ」

「いや、その前に光を」

「何様なの?」

「は?」

「何様なの?たかだか人間だろ?しかも汚い方の」

「綺麗だわ!!」

「心の話だよ」

「めちゃくちゃキレイですけど??ピッカピカですけど??」

「…何様なの?」

「別に偉くはないけど」

「ね?でしょ?僕は神様だよ?つまりね、君が僕の作ったゲームを批判するのはおかしいわけ、分かる?」

「は?何の話」

「これ」

「あー、さっきのクソゲー?それ、お前が作ったの?やっば」

「タイトル読んでみ?」

「やだよ、クソだせーもん。……わーったよ、『君たちは間違えた』。で?なに」

「そのままだよ、君は間違えた。ゲームの内容はなんだっけ?」

「宇宙人を倒す」

「原因はなに?」

「…人間」

「君への評価を改め無ければいけないようだ、君はゴキブリ並みだね」

「はぁ??上がったのそれ、下がったん?つーか、ゴキブリじゃねぇよ!!」

「上がったんだよ、しかも6段階も」

「どんだけ下だったんだよ」

「つまり、僕が言いたいのは図に乗るなってことだけだよ、簡単でしょ?」

「まぁな」

二人の掛け合いはしばらく続き、無事に神様は天に帰られたのでした。


                       ー神様が舞い降りてきて、こう言った。ー

締め方思いつきませんでした。

なんなら、勝手に想像してください。

7/28/2024, 4:51:00 AM