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"海の底"

海の底には何がある?

一度過った疑問は解決するのが相応しい
布団の中でぬくぬくしながらそう思い立つ

夜の浜辺、ぱしゃりと脚で受け止めて、そのまま蹴って先進んでいく。

波は浜辺へ向かおうとするが私に阻まれ、足の周りで波紋を作り広げている

気にせず歩き続けると、やっと腰が浸かるほどの深さまで歩き到着する。
耳の中で波の満ち引きだけが響いている。

しかし今度は恐怖が私を酷く襲っていた。
夜で辺りを照らすものは何もない、目の前に広がる広大な海は昼とは異なり真っ暗闇。

けれど戻っても、何もない

そのまま さぷさぷ と沈んでいく。
やがて頭まで沈むと、髪や四肢が重力から解放されて海の中で漂い始める。

寒い。体から体温が完全に奪われる
けれど、なぜだか感じる安心感を全身で享受する。

深く、深く

満足したらば今度は泳ぎ、目的地である海の底を目指した。


きらきら

光源などないはずなのに、海の底は輝いて、


ふわふわ

周りで優しく浮かび上がり、


ぱやぱや

優しく私を包み込んでいる。


さらさら

そんな場所にすっかり憧れて、わたしは


ひらひら

自惚れて舞い上がっている。



おおきな魚が
口を開けて近づいてきたことにも気づかずに。

1/20/2026, 12:33:53 PM