髪弄り

Open App

何処の生まれか知らないけれど、
私はここにおりました。

街の一角に佇む、ガラス張りの店。
土は健康で、毎朝水を頂けます。

ただ、入れ替わりは激しいもので、
枯れたり、主人を見つけて旅立つ子もいます。

私はいつも独りぼっち、
太陽が浮かんで沈んでも、
景色はちっとも変わりません。

やっぱり、私には魅力が無いのかもしれません。

名前は変ですし、顔は小さくて目立ちません。それに私には皆が持つような言葉がないんですから。

【花束】

追記:
間に合わなかったので途中までになってしまいました。悲しいです。
気が向いたら続きを書きます。

2/10/2023, 10:09:47 AM