ただ君さえいれば

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心が酸素不足になった時

あの時の空を思い出す


茶色い荒地の地平線の上に

届きそうで届かない平な空

無音の空気に耳が詰まり

怖くなって声を出してみる

ふと
ほこりっぽい向こう側に
馬に跨った彼らは私たちに気付き
大きくゆっくりと手を振った


Listen to the whisper of the wind

ネイティブ・アメリカンの言葉が
私の心にもう45年刻まれている



心が酸素不足になると

見えるものが見えなくなり
感じるものが感じなくなる

風はずっとささやいてくれていたろうに
呼吸することすら忘れているかのよう



ふと
我に返ってゆっくりと深呼吸する

あの時のあの空あの空気
脳内で再現され
私の体に染み込む

太陽を仰いで
地球に生かされてる事に気づいたあの日が
ぶわっとやってくる



すぐ、忘れちゃうよなぁ

でも
またすぐ思い出せばいいや


心の深呼吸は
いつだってできるから






11/27/2025, 1:56:40 PM