眠れないほど
考えこんでしまう。噛み合っていない歯車が回り続けるみたいに。ガタガタ音を立てて、無理をしてるのに気づいてるのに、止まれなくて。
布団と自分の間にわずかに存在する冷たい空気を、真に受けて、うずくまっているのが馬鹿みたいだ。
今夜はきっと眠れない。だけど意外にもそれを待ち望んでいたかのような安心感が私を包んだ。
小さな光を頼りに、小さな文字をゆっくり追っていく。
その時間はとても心地よかった。
眠れなくてもいいのだと、少しだけ思ったりした。
12/5/2024, 12:07:10 PM