静かな正義の果てにハラスメントも行きすぎたら、痛みのない世界ができあがる。けれど、痛みのない世界に、思いやりは生まれるのだろうか。正義はいつも眩しすぎて、光の裏で影が泣いている。守るための線を引くたび、人の心は細く、浅くなっていく。何が過ちで、何が優しさか。誰もが自分を守りながら、誰かを遠ざけていく。ただ一つ、祈るように思う。正しさよりも、温もりを失わぬように。
10/18/2025, 5:49:11 AM