アウロラ

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忘れたくても忘れられない、そんな記憶が心の奥にひっそりと息づいている。通勤の合間、仕事の合間、ふとした瞬間に、過去の痛みや悲しみが顔を出す。涙を流したあの日々が、まるで昨日のことのように蘇る。何かのきっかけで、忘れかけていた思い出が再び心を揺さぶる。

分からなくも分かる、分かるからこそ分からない。そんな矛盾に頭がこんがらがる。今、ここに書いていることも、私の記憶の一部として残る。自分だけの記憶、そして相手の記憶も交錯する。楽しかった瞬間、嬉しかった出来事、その裏側には悔しさや恨みも潜んでいる。日記のように、歩みを記すことは時に苦痛を伴う。痛みが刻まれ、心に深く残る。

それでも、これらの記憶は私の「証」となる。人々の中には、嫌だと思う者もいれば、嫌でも自覚を持って歩む者もいるだろう。この思いを背負い、絆を感じながら生きていくのだ。忘れたくても忘れられない、これが私なりの日記なのだと、私は思う。

この思いをどう受け止めるのか、みんなはどう思うのだろうか。記憶は時に重く、時に宝石ような光がきらきらと輝かせる。忘れられないからこそ、私たちは生きているのかもしれない。記憶の中に、私たちの物語があるのだから。






10月17日(木曜日)
【テーマ:忘れたくても忘れられない/記憶と日記】

10/17/2024, 1:14:28 PM