あの夢の続きを
夢の中では大きなテーブルを家族みんなで囲んでみんな笑顔で、楽しそうに食事をしている。
だれも不機嫌じゃない、だれもかれも顔色を伺っていない。
みんな私の顔見て、他の人たちと同じように会話をしてくれる。顔の半分を覆う大きな火傷跡に目をくれず笑顔を見せてくれる。
ああ、これは夢だ。と瞬時に悟る叶うことのない暖かく悲しい夢だ。
ふっと目を開け辺りを見回すと部屋に湯気の冷めた食事が置かれている。私が寝ている間に置いていったのだろう。
「ほら、ね。夢だったんだ」暗く静かな部屋に私1人。
夢の続きをずっと、夢見ている。これからもずっと
創作子の日常
1/12/2025, 3:56:10 PM