49.無色の世界
いつもと同じ生活。
ご飯食べて、学校に行って、家に帰り寝る。そんな毎日。
本当につまらない。僕の世界は何も無い無色の世界だ。
新学期が始まる。入学式。桜が舞うこの季節。
ぼーっと桜を見ていたが、ふと目線を下げるとあの子はいた。
綺麗な髪、白い肌、あの子は桜を愛おしそうに見ていた。
その姿に目が離せなかった。なんだろうこの胸の高鳴りは。
気づいたのかあの子は僕に笑いかけてきた。
その姿に僕は恋をした。
あの子と出会って僕の世界は変わっていったんだ。
あの子とクラスが一緒になりしかも隣の席だ。
僕は仲良くなろうと話しかけ、
連絡先も交換し、とうとうデートの約束もできた。
前日は告白のセリフを考えていて寝ることもできなかった。
待ち合わせ場所に着くと、あの子は待っていた。
私服も可愛くて胸の高鳴りは治まらない。
あの子と一緒に行く水族館はとても楽しかった。
きっと何をしても楽しいだろうな。
そう思い、「好きだ。」と心の声が漏れてしまった。
あの子は顔を真っ赤にして「私も好きだよ。」そう答えてくれた。
この無色な世界を、あの子は彩りの世界に変えてくれた。
これからも一生忘れない君を、大切にするよ。
4/18/2026, 3:42:24 PM