いつから走っていただろうか。何度も走り続けて、見知った仲間が少しずつ居なくなっていって。それでも走り続けて。いつの間にか、私ひとり。真っ白な霧の中を駆けていた。背に乗る相棒も居らず、少々の心細さを感じつつも、ひたすら走る。それが私達だからだ。皆生きる為に生まれてくる、私達もそのように生まれてきた。晴れることのない霧の中、蹄音を響かせひた走る。テーマ「この場所で」
2/11/2024, 11:24:16 AM