書けなくなってしまった。 解らなくなってしまった。 僕というものの中にある、吐き出したい言葉。 沢山あったはずなのに、今はそれすらわからなくなってしまった。 記憶の奥が霞がかったように。 意識が遠い。自分の脳みそのくせに、思い通りに回らない。 ああ。 どうせなら。 この憂鬱な記憶ごと、波が連れ去ってくれたら良いのに。 砂浜に描く、もう文字ですらない言葉。 君に笑われた小説だった何かが、ゆっくりと波に溶けてゆく。
8/3/2025, 8:18:28 AM