徒花

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「今日にさよなら」

また一日が終わる

寝て覚めたらまた新たな一日が始まる

でもそれは時間の話だ

心はまだ前日の事を引きずっていたりする

時の流れに心だけが置いていかれる

自分がどう過ごそうと時間はすぎていく

過ぎていく時間に追いつけない心

中々切り替えられない気持ち

それらをずっと引きづって、後悔と自責の念にかられ行動を起こせなくなる

行動を起こすことが怖くなる

自体がそれ以上悪化することを恐れる

前に進めなくなる

過去を見続け、攻め続け、孤独と責任感に追われ

焦る心、そういう時に限って不運が続く

焦りから普段しないようなミスをしたり、孤立していく。

少しづつ状況が悪化していく

ただ月日だけが無情に、無慈悲に、そして皆に等しく平等に過ぎていく

年月を重ねる毎に周りとの溝は深まる

差も大きくなる

ただ生きづらくなってくる

呼吸をするのも億劫になるほどに苦しくなってくる

最初は些細なことでも、それはだんだん大きくなります心を蝕んでいく。

過去の自分の行いに後悔する

過去に自分が間違えてしまったから不幸になってしまったのだと、失敗してしまったのだと思い込む。

そうして過去に囚われる。

抜け出せなくなる。

なぜならそれはとても簡単な事だからだ。

1度すぎてしまった過去は誰にも変えることが出来ない

戻ることも、戻すことも出来ない

だからこそ過去のせいにしてしまえば、それは
どうしようも出来ないことと処理される

過去のせいにしてしまえば幾らでも逃げ道がある

あの時こうしていれば、ああしていれば、なんて後になってでしか言えない言葉だ。

それは誰にだって分かっている事だと思う。

その上で過去のせいにする。

という事は知らなかったから間違えてしまった、だけで知っていればこんな選択しなかった。

知らなかったから過ちを犯してしまった。
といっているものだ。

この世界は知らなければ許されるなんて、そんな甘く優しい世界では無い

それは酷く冷たい現実だった

どんなに悔やんでも、後悔しても、それだけでは何も変わらない。

選択肢は無数にある。

しかしどんな選択肢があるかは私には見えないのだ

その選択の先に何が待っているかも私達に知る術はない

だからこそ過去を引きずる己を断ち切って前に進まなければならない

しかし過去の過ちは消えない

だからこそ過去を引きずるのではなく、己の過ちを認め背負っていかなければならない。

それは小さな後悔でも同じ事

同じ過ちを繰り返さないためにも
過去を引きずるのではなく、過去を利用するのだ。

過ぎたこと、後悔したことから学べることもきっとある。

大事なのは過去ではなく、これからの未来だ。

だから私は後悔の気持ちもメモにとる

その時の気持ちを赤裸々に。

どうしたかったか、どうすればよかったと思ったかなど。

それらの過ちを無駄にしないために。

そして言うんだ。今日の自分にさよならと。

2/19/2023, 10:08:53 AM