たやは

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秋晴れ

結婚式と言えば6月が人気。6月の結婚式はジューン・ブライドと呼ばれ、6月に結婚した花嫁は一生幸せになると言われています。でも、6月は梅雨の時期。ジメジメして足元もビチャビチャで、気候的には結婚式に向かないような気がします。
その点、秋は夏の暑さが落ちつき、新婦さまが着物を着ても暑くなく、ノースリーブのウエディングドレスを着ても寒くなく新婦さまに優しい季節です。また、実りの秋でもあり、祝宴のお料理も華やかな彩りとなり参加者の気持ちも踊ります。

あ!申し遅れましたが、私、このチャペルのスタッフでウエディングコーディネーターをさせていただいている者です。 
このチャペルでの結婚式エピソードを聞いて下さい。あなたもここで結婚式を挙げたくなりますよ。では…

今回の新郎新婦さまは数年前に結婚されて、5歳になる娘さんがいました。結婚当時は、まだ社会人となったばかりでお金に余裕がなく、結婚式を挙げることができなかったそうです。
娘さんが3歳になった頃、娘さんに病気が見つかり入退院を繰り返すようになってしまい、家族から笑顔が消えいっそうです。みんなが悪いことばかり考えるようになり、お母さんである新婦さまも娘さんは小学校にも中学校にも通えず、ましてや結婚式なんて絶対にできない。と悲しでおられました。そんな時、お父さんである新婦さまが、みんながこんな暗い顔ばかりしてばかりではいけない。何かみんなが楽しめことはないかと、ご友人さまに相談され、ご友人さまの「お前たちの結婚式してさ、あの子にも可愛いドレス着せてあげたら喜ぶよ」とのお話しがきっかけで当チャペルに足を運んて下さいました。

式当時まで、娘さんに内緒でいろいろな準備が進んでいきました。今回は娘さんの病気もあるので、ゲストのいない家族だけの結婚式でしたが、笑顔や笑い声の溢れる結婚式となりました。
新婦さまとお揃いの白いドレスを着た娘さんは新婦さまに抱っこされ、新婦さまがヴァージンロードを歩かれで来るのをニコニコと笑顔で迎えます。

「ママとおんなじ。ママ綺麗!」

娘さんを真ん中に挟み新郎新婦で記念撮影です。娘さんは病気であること忘れさせる歩ほど元気に走り回っておられました。
そして、娘さんから新婦さまへのメッセージが読まれます。

「大好きなママへ。けっこんおめでとう。いつも一緒にいてくれてありがとう。ママがすごくきれいで嬉しいです。」

マイクを向けられた娘さんは新郎さまと一緒に精一杯声を出し、読み終わると新婦さまの元へ駆け寄られます。

新婦さまだけでなく、見ているスタッフ全員が涙、涙のもらい泣きです。

チャペルでの結婚式もつつがなく終わり、
娘さんが私たちスタッフにも「ありがとう」のメッセージを下さいました。
こちらこそ、こんな素敵な式に立ち会わせていたたきありがとうございました。


みなさんも、秋晴れの爽やかな風を感じなから結婚式をしてみませんか?

10/18/2024, 9:49:16 PM