遠い日の記憶小学校には25分かけて歩いて通っていた。夏の暑い日は道の奥から陽炎が見えるような中を歩いて帰った。水筒は持参していたがあまり飲んでいた記憶はなく、家に着いてから飲む冷たい飲み物が染みわたるようだった。今は熱中症も指摘されるようになり、水分をよく取るようになったものだが、あの乾きの中を行軍の如く歩いていた日々は強く、鮮烈な、遠い日の記憶として私の中に残り続けている。
7/18/2024, 5:29:36 AM