今日は天気のいい日だ。なのに、それに似つかわしくない雨が降ってきた。周りの人が騒ぎ出す。その雨は飛んでいる鳥を貫く。生きてる人間を死に追いやる。絶望的で避けようのない死の雨。そして、僕はその雨から逃げる、逃げる、逃げる、ただひたすらに、隣でつまづいて転んだ女の人が居た。それでも、関係ない、死にたくない。僕は見捨てる。でも、その雨は無慈悲に僕の体を貫く。肺に大きな穴が開く。息ができない。苦しい。空気が欲しい。僕はそのまま意識を失う。
そして、僕はまた目を覚ます。いい天気だ。しばらくすると死の雨降り出す。何回目だろう僕は何回死ねば良いのだろう。神様は僕に恨みでもあるのだろうか?目を覚ましてから、死ぬまでの数分間を何十回?いや、何百回?もう覚えていない。でも、死ぬ時はいつも苦しい。慣れることの出来ない苦しみが毎回僕を襲う。もう終わらせて欲しい。「母さん、、早くそっちにいきたいよ」僕は亡き母親のことを想う。それは、遠い日のぬくもりを求めるようにただひたすらと。
12/24/2025, 11:15:46 AM