青い青い目をつぶる。何の隔てのない真っ暗闇目をつぶる。光が透ける、橙色の仄かな炎目をつぶる。そこは、青、青、青、ただひたすらに青狂いそうになるほど真っ青な視界。無音の空間に放り込まれた時特有の耳鳴り。聞こえる鳥の泣き声は一定のリズムを刻んで私の口から流れ出る。一瞬の静寂の後の爆音、いや、歓声?そのとき急に視界が開ける、緑のトラック、赤が目立つ観客席、狂いそうになるような、青空、嗚呼、勝ったのか。
5/3/2025, 11:06:26 PM