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確かにあれは愛だった。
昼下がり、夜を待つまでの時間。
錆臭い鉄棒にぶら下がってその隣、更に高い鉄棒へよじ登った。腹が減ったと泣き言を漏らし、気休めに逆上がりなんかしてみたり。
特に、空腹を紛らわすことに対して執着なんかは無い。
だって、近所のスーパーで腹を満たせばいいのだから。
サラダチキンでも買って家に帰って叱られたら、味気のないお惣菜すらとても美味しく感じるに違いない。
家に帰ったらまず、手の匂いでも嗅いで、その次に、君が朝焼いてくれたパンケーキでも食べよう。
焦げたバターが香る甘いパンケーキ。
手紙にはなんて書こう、ベタに愛してるなんて書いてみたら自分は満足できるかな。それとも、もっと詳しく君への思いを綴るべきか。受け取り主は不在だろうけど、それでも送って。
読まれず燃やされたって、どうせ君はかえってこないから。
それでもいいんじゃない。
僕は今も生きてるし
君も、
そのつもりでしょ。
だから、届くといいな
この気持ち。

1/29/2026, 1:05:46 PM