誘喜

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 友情。そんな話を求められても困る。別に友情について書けないという程、友達がいない訳ではない(これでも昔は結構いた)。ただ、なんとなく、曖昧な感じで別れた友達のことを思い出して辛くなるだけだ。
 今だって、話す相手くらいはいる。馴れ馴れしくなく、それでいて無視はしない、素敵な間柄だ。僕は1人でいることが好きだと知っていて、放っておいてくれる。でも、時折、みんなで秘密基地を作って遊んだあの頃も良かったと思う。――それらの「友達」とは、別れの挨拶もなかった。突然、姿を消した。疲れた、お腹がいっぱい、見たいテレビがある。何かと理由をつけて遊ばなくなった。
 今の友人関係は素晴らしい。丁度いい。そうやって「今」をベタ褒めするのは嫌な過去を塗りつぶしたいだけではないか。別に友情なんて不要だという考えを持つのも、、、(なんか、暗い感じで終わってすみません)

7/24/2024, 10:17:49 AM