透明な羽根
最近のマイブームは抽象と具体なので、「透明な羽根」というテーマを抽象度を下げて、あるいは上げて記述してみよう。
透明の反対は「実体」だね。
羽根の反対は……少し難しいから、とりあえず抽象度を上げて考えよう。
羽根の上位概念は「翼」だね。さらに「翼」の抽象度を上げると「身体機能」となるね。さらに抽象度を上げると「機能」になるかな。
「機能」だと範囲が広すぎるし、テーマに沿うような話をするとなるも、「身体機能」の抽象度を下げて考えるのが妥当かな。
「身体機能」の抽象度を一段階下げたものは「羽」「翼」「足」「手」「髪」……まあ、いろいろあるね。
「羽」と「翼」はどう違うかな。
羽は虫についてるもの、翼は鳥についてるもの、というイメージだね。
思い付いたのは、エンジェルについてるのは羽じゃなくて翼。
まあ、羽より翼のほうが馴染むのは確か。
そういえば、羽は透明といっていいほど透過してるね。
それに比べて翼は透過していない。
羽と翼は機能の面で言えば同じだけど、見た目の面では真逆の性質を持っている、と言えるね。
テーマは「透明な羽根」
このテーマは羽と翼の見た目を入れ替えたテーマなのか、と推測することができる。
羽が透明なのは薄いからかなと推測する。翼はそこそこの厚みがあるから、透明に見えるためにはカメレオンみたいに光学迷彩を施さないと透明に見えない。
思ったけども、ほんとうに透明だったら「それが透明である」と言えないはずなんだわ。
違うか。透明なものは、そこに物があるけど透けて見えてるというだけ。
ちょっと迷走してるな……。
視点を変えてみるか。
機能に視点を移すと、翼は移動するためにあるものと言える。
同機能なものでいえば「足」がそれに該当するね。
で、翼の抽象度を下げた羽根に該当するのは足でいえば指になるのかな?
翼の構成要素の大部分は羽根だと言えるけど、足は指まみれじゃないから少しずれる。
おっと、当たり前のことを失念していたね。
翼の構成要素は羽根だけじゃなくて、骨格や肉もある。
鳥は羽根がなくなったら飛べないけども、人は指がなくなっても(一応)歩けるという点で違う。
11/8/2025, 12:18:17 PM