君たちは、わたしに『自分の信念を貫くこと』を教えてくれた。
君は、「真理を追求することが、最も重要だ」という信念を、人との関わりのなかで確立していった。
これまでの順風満帆になりつつあったを人生を捨てた。
証明しようとしてきた思想を放棄すると、命は助かると伝えられた。
しかし、後世に真理を残すために、君自身が犠牲となる覚悟を決め、真理を追求することを諦めなかった。
君は、どんな強い向かい風や、巨大な壁が立ちはだかっても、それにひるむことなく、信念を貫いた。
信念を貫いたことで、君は命を落としたけど、君が残した思想は確かに、次の世代の人の心を動かし、受け継がれていった。
受け継いだ者たちも、真理を追求するためには、これまで築いてきたものや大切な何かを犠牲にしないといけなかった。
しかし、その者たちも「真理を追求することが、最も重要だ」という信念を貫くと決意を固めた。
そして、信念を貫くために、受け継いだ者たちも命を落としていった。
受け継いだ者たちの人生は、悪い方向へ進んだのだろうか。
客観的にみると、悪い方向へ進んだという意見がほとんどだろう。
本人たちはどうだろうか。受け継いだことを後悔する瞬間もあっただろう。
しかし、その者たちは、命の灯火が消えるその瞬間、信念を貫いたことを後悔しただろうか。
その瞬間、受け継いだ者たちも、君と同じように、「自分にできることはやり切った」と満足した表情だったとわたしは思った。
心残りとなったものもいろいろあっただろう。
しかし、信念を貫くことは、その瞬間に心残りを後悔の思いにしないくらい、強い想いが根底にあるものだと感じた。
信念を貫くことは困難であるが、最期の瞬間に「自分にできることはやり切った」と思えるために、最も重要なことだと、わたしは君たちから学んだ。
それに気づかせてくれた、君たちの声を忘れない。
________________________君の声がする___________。
2/16/2025, 9:50:23 AM