あの頃の私へ、
あの頃はよく同級生にからかわれてたね。
走っても足が遅いから追いつかれて笑われてたね。
でも本気でやばい時に助けてくれた皆を
嫌いにはなれなかったね。
あの頃は『良い人』ってレッテル貼られるの嫌いだったね。
少しズレてる人ばかりが集まるの引け目に感じてたよね。
母親との関係もガラッと変わったね。
あの時はまた『良い人』演じたけど
本当はびっくりしたし、辛かったよね。
それを無かったように振る舞われたのが悲しかったよね。
あの頃は嘘をつかれるのも嘘をつくのも嫌だったよね。
大人の振りをするのも
本当は辛いことも口に出せなくて
自分がわからなくなって苦しい日が毎日のようにあったね。
今まで過去を大事にしたり、囚われて生きてきた。
すべて私の通ってきた道で
すべて私の全部だったから。
綺麗事をいいながら悲劇のヒロインを演じてたよね。
だから、決めたよ。
もうやめる、
悲劇のヒロイン。
これから、私は
私を
好きになる。
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5/24/2024, 12:49:30 PM