個室の小さな病室で
一人で静かに喪った
一緒に死んでやれれば良かった
人殺しになってしまったんだと
本気で思った
救うはずの場所にいるこの自分が
異物に思えて仕方がなかった
なのに自分で絶つ力がどこにもなかった
あったのはただの無と虚
いっぱい泣いたらいいよなんて言われた
白い箱を見ても一滴も流れなかった
あぁ ついに人間でなくなったのだと思った
今のうちに誰か殺してくれと願った
それが3年前の11月半ばの事
誰も殺してくれないから
結局今日まで生き延びてるけど
今でも明日死んでもいいやって
思いながら生きてる
命を無駄にするなって
それは僕への軽蔑?君の理想?
喪った人にしか分からないもんがあるんだよ
8/2/2022, 2:20:49 PM