すい

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諦めたかったのは君との幸せで、
捨て去りたかったのは君への想いだっだ。


できるのなら君を、心の底から嫌いになりたかった。


それなのに君なしで過ぎ去っていく時間は、
あの夜の悲しみもあの瞬間の苦しみさえ綺麗に彩っていく。

そう、穴だらけで短すぎたあの日々に、
縋らなければ生きていけないほどに。


君があんなにも簡単に忘れてしまえたのは、
私が数いるうちの1人にしかなれなかったから。

でもね…
私はあの日、この世でたったひとり愛せる人を失ったのよ。



                ___ただひとりの君へ

1/19/2025, 2:14:56 PM