星に包まれて
夜空みたいに真っ暗な部屋で、視認できない明るさを放つ私がいる。 恒星のように熱を持ち、巡る空のように思考を回す。
うるるる、くるる。
喉を鳴らして、尻尾を揺らす君が来たので空は夕焼けのまま止まっ た。
なうなうおしゃべりな君は、真っ黒なのに同じ真っ暗な夜空を切り開 いてしんと月のような目で私を見る。
ただそこに動くものがいるから、眺めるという感じ。
私たちはお互いにそういう距離感。
星座みたいに繋がるけれど、別に近くに居続ける訳じゃない。
それでもおんなじ毛布にくるまって、
見えない明るさと染み入る温かさで眠るのだ。
12/31/2025, 4:46:56 AM