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⚠️新潟県の市町村擬人化です。実在の市町村及び全ての物と無関係です。
⚠️現実を元にしていますが個人の見解が多く含まれます。また現実のいかなるものとは無関係です。
⚠️個人の見解・キャラクターとしての側面が多くあります。苦手な方は飛ばしてください。

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『花火打ち上げにご協力頂いた全ての皆さん、感動を、ありがとーーーーーーーーーう!!また、長岡花火で、会いましょーーーーーーう!!』

今年最後のアナウンスが響き、光の波で覆われた両岸も次第に暗闇となり人々は帰路につく。
全てのプログラムが終わった会場に残るのは、道を灯す提灯とライト、長生橋のライトアップ、そして今年で初めてとなるドローンの空中文字だった。

「………っあー!!!!今年も夏が終わったぁ〜……!!」
「おつかれ長岡、今年も無事に終わってよかった」
「ありがと小千谷!!こっちこそ、今年も助かったよ。後で新潟と加茂にもお礼言わないとな」

長岡花火は多数の花火会社の協力で成り立っている。小千谷、新潟、加茂、それから県外2社。匠の花火は県外の有名花火師達から。
長岡復興のシンボル、世界に誇る長岡大花火大会は長岡だけじゃない、全国の人々の協力で成り立っているのだ。

「……ふふ、あーあ、これでもう今年に悔いは無いな〜」
「早すぎるだろ、まだ8月3日だぞ」
「だってほっとするだろー、1年かけて準備して、他の何よりも力入れてるんだから」

抜けた力に逆らわず川辺に横になったが、石しかないのでとても痛い。それでもひんやりした石が興奮した体には気持ちよかった。

「ま、気持ちはわかるけどな。うちも片貝は頑張ってるし」
「そーそー、………あ、そーじゃん!!まだ片貝がある!!夏終わったらダメだ!」
「……忘れてたな?」
「ごめんごめん!うちの事で頭いっぱいで」
「ま、いいけどさ。うちのは花火大会、というより地元の祭りだし。」
「すげーと思うよ、あくまで地元の小さい祭りなのにさ、越後三大花火の1つで、世界で初めて四尺玉を打ちあげたんだもんな」

片貝の花火は、人口4000人程の小さな町の祭りだ。しかしその目玉、正四尺玉は日本のどこにも負けず、しかもそれを毎年打ち上げている。他の花火大会でも四尺玉を打ち上げているところはあるが、やはり『初めて成功させた』『それを続けられている』というのは些細な見えてあまりにも偉大なことだと、俺はおもう。

「よし!!今年の片貝まつりは柏崎も呼んでみんなで見よう!」
「忘れてたやつが何言ってんだか」
「忘れてない!!越後三大花火のトリを忘れるわけないだろ!」
「はいはい」
「うー……」
「ま、あと1ヶ月ある。期待に応えられるように準備するよ」
「……ん!楽しみにしてる」

今年も夏は、まだ終わらない。

8/17/2025, 4:00:15 PM