『君と見上げる月...🌙』
昼頃まで寝ていた。
もっと寝ていたいがこれ以上寝ると
夜に眠れなくなるということで頑張って起きた。
それに今夜は君と夜に散歩する予定だ。
随分と秋が深まって暑さを感じることが少なくなってきた。
熱帯夜から涼しい夜へと変わって
こうやって二人で散歩することも増えてきた。
風に吹かれてススキがサラサラと音を立てて揺れる。
暑さがマシになってよかったとか
冬でもアイス食べるんだろうなあとか
手を繋ぎながら雑談を交えてのんびり歩く。
ふと君が足を止めて空に向かって指をさす。
見上げると月が優しく輝いていた。
しばらく二人で見上げていた。
涼しくなっても繋いでいる手から伝わってくる熱は
いつまでも熱いままだった。
語り部シルヴァ
9/14/2025, 10:10:34 AM